特集 疾患別サプリメントガイド

免疫賦活、抗酸化、糖吸収抑制…
進む臨床応用、産官学で共同研究も。

政府は生活習慣病対策を視野に入れ、今年から機能性食品の研究に本腰を入れる。昨年12月に発表されたバイオテクノロジー戦略大綱では、機能性食品の評価方法が重要な戦略テーマとして示された。一方、経済財政諮問会議も「代替医療について、治療効果を十分に実証する必要がある」として、サプリメントの専門家育成と並んで代替医療研究を重点課題に挙げた。いずれも内閣府直轄の政府委員が国民に示した健康政策のアウトラインである。近い将来には、疾患別にサプリメントの使用指針ができる可能性もある。主な生活習慣病に対する機能性食品の研究動向をまとめた。

<が ん>
免疫活性、抗腫瘍、抗酸化で有意な成果を示すサプリメントが数多く登場。

がんは補完代替医療(CAM)の分野で最も旺盛に研究が行われているといえる。サプリメントの開発・研究についても同様で、免疫活性、抗腫瘍、抗酸化で有意な成果を示すサプリメントが数多く登場してきている。

<循環器疾患>
天然素材にヒント、予防に役立つ素材明らかに。

 脳卒中と心疾患の両者を併せると、依然として死因の約3割を占める。このほかに、重度の後遺症を残したり、寝たきりになったりするなど、疾病による損失は多い。機能性食品による予防の研究が進んでいる。

<内分泌・代謝疾患>
玉石混淆の肥満改善素材―― ヒトでの臨床試験で効果を確認。

 糖尿病予備軍は、厚生労働省の調べによると約700万人といわれる。その中でも、発症のリスク因子とされるのが肥満だが、肥満改善に対する正しい考え方が定着していないのも事実だ。有効性の指標となる臨床試験を通じて、糖尿病や肥満改善に有用な素材を紹介する。

<脳神経疾患>
米では国家レベルで研究、イチョウ葉の痴呆予防効果。

 痴呆症に対して、さまざまなサプリメントが使われている。代表的なものにイチョウ葉エキスがあり、欧州では医薬品として利用されている。キノコ類にも抗痴呆効果があるとされるものがある。


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