●生活習慣病予防への研究が進む機能性食品
高齢化、慢性疾患の増加、医療費削減、規制緩和など、医療はまさに変革期にある。その流れをうけ、近年は機能性食品を臨床へ取り入れる大きなうねりが起きている。生活習慣病への研究がなされている機能性食品を概観し、その研究動向と現場での使用実態を報告。

●「がん」機能性食品への期待大進む臨床研究・応用
機能性食品のなかでも医療者、患者双方からのニーズが高いのが、がん領域への応用だ。各学会でもがんに対する食品機能の報告が相次いでいる。使われる素材はアガリクス、メシマコブなどのキノコ類を始め、プロポリス、サメ軟骨などがある。

●「循環器疾患」循環器疾患に対応する機能性食品
現在、日本には2000万〜3000万人の高血圧患者がいるとされる。医薬品市場でも、カルシウム拮抗剤、ACE阻害剤など、売上ランキングの常連に名を連ねる薬剤がある。機能性食品では、カルピス(株)の「アミールS」(ラクトトリペプチド)が年間数十億円のヒット商品となっている。

●「内分泌・代謝疾患」血糖値上昇抑制の素材がめじろ押し
内分泌・代謝領域では、1400万人とも言われる糖尿病患者とその予備群を対象に、豊富な学術データに裏付けられた製品が相次いで発売された。その中には、厚生労働省によって保健用途の表示が認められる「特定保健用食品」も見受けられる。企業の取り組みと診療実態を取材した。

●「脳神経疾患」一次予防に力を発揮する補完・代替医療への期待と役割
高齢化社会の健康、または予防・未病を語る上で、脳神経疾患対策、とりわけ痴呆症対策は欠かせない。画期的な治療法は確立していないのが現状だが、基礎研究や理論的考察は予防策を確固たるものとしつつあり、一次予防に力を発揮するCAM(補完・代替医療)への期待が高まっている。

●「消化器疾患」ピロリ菌対応の新素材、欧州ハーブにも注目
胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃がん、肝機能異常、便秘など、消化器疾患に対する機能性食品の応用が進んでいる。特にヘリコバクター・ピロリ対応の素材として、乳酸菌やギリシャマスティックが注目を集め、医科に留まらず歯周病の治療にも活用が始まっている。


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